ホームインスペクションの流れ

ホームインスペクションとは?

ホームインスペクションとは「住宅診断」のとこ。既存住宅状況調査技術者が、ご依頼のあった既存住宅に直接赴き、第三者的な立場から、主に目視による調査で住宅の劣化状況や欠陥の有無をチェック。改善が必要な個所やそのタイミングなどを見極め適切なアドバイスを行うサービスです。

調査項目は通常20項目。基礎部分から建物外部、内部を目視で確認できる範囲を隈なく調査していきます。

調査内容

検査観点 対象部位 検査対象の劣化事象 検査方法
構造耐力重要箇所の安全性 小屋組、柱・梁、床、土台等 蟻害、腐朽腐食
コンクリート劣化事象
著しい欠損や接合不良
目視、触診、打診、計測
床、壁、柱 対象物の傾斜 計測
基礎 コンクリートのクラック
鉄筋の腐食や錆汁の発生
目視・計測
雨漏り
水漏れ
屋根、外壁 屋根葺き材の欠損やずれ
シーリング材や防水材の破断
目視
屋外サッシ等 建具の隙間や破損
シーリング材や防水材の破断
目視
小屋組、天井、内壁 雨漏れ、水漏れ(跡) 目視
設備配管の日常支障
(オプション)
給水、給湯管 給水管の錆による赤水
水漏れ(跡)
目視、触診(通水)
配水管 配水管詰まり(滞留)
水漏れ(跡)
目視、触診(通水)
換気ダクト 換気ダクトの脱落、換気不良 目視

主な調査は「構造耐力上重要な部分に係る調査部位」、「雨水の侵入を防止する部位に係る調査部位」の2つの観点およびオプションで給排水設備の使用状況の確認です。

調査内容の一部をご紹介

今回はこちらの既存住宅のご購入を検討されているお客様からホームインスペクションのご依頼です。

まずは建物の外回りを目視で確認。

築後16年程度経過していますが外壁等に損傷は見られませんでした。

サッシ周りのシーリングの劣化個所を発見。

外壁と同時に基礎部分も目視で確認。

ひび割れ個所の確認し、クラックスケールで割れ幅を計測。極めて細いひび割れを確認。割れ幅が0.3mm以下、深さ4mm以下のヘアークラックであるため補修の必要性は薄いと考えられます。

建物内部に移動します。

まずは床下点検口より土台、床組みの確認。

床下点検口から目視可能な範囲を確認していきます。(基礎内部に侵入しての検査はオプションになります。)

今回の住宅が建つ敷地は傾斜地であるため通常よりも基礎部分が高く、床下点検口から真下に降りると検査員がかがんで頭が隠れるほどでした。

つづいて床の傾き状況を確認します。

レーザーを照射し、床の傾斜状況の計測。3m程度離れた2点間で6/1000以上の傾きがみられる場合は報告の対象となります。

建物内部の壁、天井を確認。

ひび割れや浮き、はらみなど傷んでいる個所がないか、雨漏りの染みなどがないかを確認していきます。

今回は2Fの寝室にクロスの浮きがみられる箇所を発見。

建物内部の居住スペースにつづいて、小屋裏(いわゆる天井裏)の調査です。

天井点検口より小屋組みを目視できる範囲で確認。劣化状況や雨漏りの染みがないかを調査します。(小屋裏内部に侵入しての調査はオプションになります。)

オプションで蛇口から赤水・水漏れがないかを確認

検査は項目を追って順に行い、終了後、調査内容をまとめた報告書を作成。調査写真とともにご報告いたします。

検査内容等にご不明などございましらぜひお問い合わせください。

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